現在の環境に合わせて

軽食

本格的な人口減社会を迎えようとしているわが国においては、女性の積極的な活用が労働力不足を補うものとして期待されています。しかし現状では必ずしも女性の社会進出が十分なレベルにあるとは言えません。その原因の1つに、仕事と育児を両立させることの難しさがあります。 いわゆる待機児童問題がたびたび報道されていることからも分かるとおり、地域の保育所は慢性的な供給不足となっています。一方、核家族化が進んだ現在では子守り役を家庭内に求めることも困難です。そのため母親となった女性がフルタイムで働きにくい環境になってしまっているのです。 こうした問題を解決する手段が事業所内保育です。事業所内保育は以前は病院において看護師の育児を支援する目的で設けられる例が目立っていましたが、近年では一般企業にも導入が広がっています。

事業所内保育とは会社や工場などの事業所の敷地内あるいは近接地に保育施設を設け、従業員の子供を預かる制度のことをいいます。地域の保育所に預けられない子供の受け皿となるうえに、職場との距離的な近さが安心感をもたらします。また、仕事のスケジュール合わせて保育時間を柔軟に調整できるといった利点もあります。 さらに企業等にとっては、女性の就労を積極的にサポートすることで対外的なイメージアップに資することにもなります。 現在、事業所内保育の導入は一部企業等に限られていますが、今後はさらに普及が進むものと考えられています。また導入形態も、たとえばオフィスビル内に託児所を設けて複数のテナント企業等が共同して利用できるといった多様なスタイルが生まれるものと予測されます。